June 16, 2004

Zire31 ちょっとだけ触って来ました

saruzo_z31a.jpg

Zire 31が今月に入ってようやく東南アジアでも出てきました。
昨日Singaporeで触ってきたのでその印象をお伝えします。

断っておきますが、買っていませんよ、今回は(笑)
* 撮影 treo600

saruzo_z31c.jpg

箱:
ZIre72と同じデザインのブリスターパック。

外観:
Zire21を踏襲し、ツートンカラーの樹脂となっている。
表面がZIre71のようなメタリック調。ただし、Zire71と異なり、
ざらついた表面処理になっている。
裏面はZire21のような艶のある白色のパーツで出来ている。

左側面:
クリエのJOGにあたる位置に、充電用プラグとミニUSBが
あるが、両方の穴が白いゴムで一体カバーされている。

上面:
SDスロットがあり、Zire72同様、SDスロットにはバネじかけの
カバーがついている。この点でダミーカードの刺さっている
Tungsten E よりも進化している。

5way-Navi:
デザインはZire72と一緒だが、Zire72がシルバー塗装されているのに
対して、スモークの掛かったクリアーパーツになっていて安っぽい。
反応が少し鈍いのは5way-Navi のせいではなくCPUのせいだろう。

シルクエリア:
右上の星マークがHotSyncのマークに変更
同じ時期にリリースされたZire72が星のマークのままなのはなぜだろう?

画面:
OS5 のカラーローレゾ。つまりtreo600と同じなのだが、汚い!
OS5 のハイレゾ用アイコンを無理やりローレゾ画面で表示させている感じで、
虫食いのチーズの様だ。
特にROMにプリインストールされているReal One などは、アイコンの枠がガタガタな
だけでなく、緑色の余分なドットがアイコン外周にへばりついている。
(ハイレゾ機の背景残り?)
Real PlayerとPhotoについては画面に表示される操作ボタンも、
ハイレゾなら気にならないのに、ドットが荒く、「この画面ドットが抜けているのでは?」
と思わせるほど表現力に乏しい。
treo600は、ローレゾ用にアイコンを作り直したのだろう。
ローレゾだから汚いということは一切感じさせない。
treo600を買うともらえるp Tunes というmp3プレーヤー
では、わざわざローレゾ用のスキンまで用意しているくらいなのに非常に残念。
どうして同じPalm One になったのにtreo600から移植しなかったのだろうか?

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saruzo_z31b.jpg

Zire 21 から 31になって 画面がカラーになった。SDスロットが付いた。
音楽が聴ける、写真が見られるようになった。
でもそれってZireの一番下の入門機に必要な機能だったのだろうか?
出たときからそう思っていたが、今回触ってみて益々その思いを強くした。

初代Zireが売れたのは徹底的にビジネスに要らない機能を排除して、
シンプルにしたからだ。
しかも軽くて気軽に持って歩け、デザイン的にも実物はかわいらしく、
優れものであった。

Zire 31には個人的には白黒のままでよいからハイレゾとかにして欲しかった。
もしマルチメディア機能が欲しければZire72という選択肢があるのだから。

また外観も、センスがない。Zire71と同じ色、裏面は歴代Zireと同じ白、ということで
血統はわかるのだが、せっかく安さが勝負のPDAなので思い切って長方形のデザインを
やめて、真ん中だけくびれていて指の形に凹んでいて握りやすいとか、三角形だとか
冒険があってもよいのではないだろうか。

NOKIAだってラインナップはたくさんあるけれど、デザインを冒険するためのモデルが
あるのだから。(その冒険した結果、いいものだけを他のモデルに継承している)

うーーん、Zireとtreo好きの私としては
普通のデキだったら買ってもよかったのですが(買おうと思ってたのか、オイ?)
このデザインと画面の表現力にはがっかりしました。
これならZire21の在庫処分品を買っちゃう人が多いかも。


投稿者 さるぞう : June 16, 2004 06:50 PM
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