年末年始はシンガポールに居ました(当初予定はクラビでした)。
そこで忘れかけていたスマートフォン、Qool Labs QDA-700に遭遇しました。
ようやく発売されたのですね。
写真では見難いですが、フリップ越しに時計表示が大きく確認できます。
つまりフリップを閉めたままで時間がわかります。
palmのロゴの下あたりです。私の顔とtreo600が写りこんでいてスミマセン。
バーチャルグラフィティを備えています。
デモ機はシンガポール販売ということで、中国語化されていました。
詳細スペックはQool Labs QDA-70010月の紹介記事を見ていただくとして、
第一印象は、「アレ?安っぽい」というものでした。
PalmSource Euro DevCon の写真では高級感があるモノをイメージしていたのですが、
塗装がよく言えばカジュアル、悪く言えば「安っぽい」です。
このフリップミラーグラス処理はいいのですが、フリップが非常に薄くて軽い、
丁度treo90のフリップとよく似ています。
treoには電話機能を内蔵したtreo270と電話機能がないtreo90があります。
この2モデルは外見は似ていますが、フリップのつくりは実は全く異なります。
電話機能付のtreo270はフリップを開閉したときに、「カチッ」と音がするくらいしっかりしています。
逆に電話機能のないtreo90はとことん軽く作ってあります。
ところがこのQool Labsは電話機能を内蔵するにもかかわらず、
treo90と同じ様な塗装、軽いつくりになっています。
スマートフォンは重量がかさむので、軽量化という観点ではいいのですが、
通話中に何かにぶつかったら壊れてしまいそうです。
130万画素のカメラはM28同様暗いところでもしっかり撮影ができ、Treo600よりも実用性があります。
さて、売れるのか、このQoolは?
残念ながら売れないと思います。高いです。
Treo600よりも100SGD(約6,333円)高い 1088 SGD= 約68,880円
しかもTreo600は今買うとm500が付いてきます。
treo270が出た頃(2年前)に出ていたら売れていたかもしれません。
でも今や普通の携帯でもスマートフォン化している時代です。
この値段なら、NOKIAかSAMSUNGのカッコいい携帯を買って、
いいもの食べて、デートしてお釣りがきます。
スマートフォンも安易な商品(=PDA+携帯をくっつけただけ)ばかり出していると
先行き危ないかもしれません。
トラックバック&コメントありがとうございます。シンガポールで出ていたとは知りませんでした(すいません、ここのところ忙しくてこちらも拝見していませんでした)。
こいつはやはりTreoのライバルというよりもMotorolaを含めた「フリップ式PDAスタイルの携帯」がライバルってことなのですね。最近、中国メーカーも似たようなものを数多く出していますから。しかし香港の予想価格よりも1万円も高いってのは確かに辛いですね。