Treo650を使い始めて2ヶ月。
そろそろtreo600がどんなだったのか忘れ始めてきました(笑)。
忘れないうちにレビュー第2弾は電話機能比較編
電話機能をONにしているところ
電話機能をOFFにしているところ
電話機能のON/OFFはハードキー一番右の赤い電話マークを長押しします。
Treo600では天面の電源ボタンを長押しであったため、
最初は電話をどうやってONにするのかわからず、
売り場の床にしゃがんで、取説を開いてしまいました。
LEDの色はTreo600と同じですが、明るさがまるっきり違うのが判ります。
電話の電波を捉えているときは緑が点滅点灯。
圏外の時にはオレンジ色が点滅。充電中は赤が点灯します。
電話機能OFFの時は消灯です。
GPRS通信中の時に違う色で点灯してくれると嬉しいです。
(タイのGPRSは時間従量制。うっかり切り忘れると大変なことになるため)
<<新しくなったPhone アプリ>>
普通のPalmのLancherに相当するのが、このPhoneというアプリ。
Treo600から更に使いやすさが向上しました。
デフォルトではこの画面
次の当日の予定を表示することもできます。
また、SMSやVersa Mailの未読状態も表示。
各々タップすると、Calenderやメーラーへと画面が飛びます。
600同様、写真を壁紙にも設定可能。
こちらも予定表示の有無が選べます。
Phoneに付属しているランチャーですが、5way-Navi の下を押すと、
画面下からアニメーションでせり出してきます。
600よりも設定できる数が増えました。
650は14x5=70個の電話番号、SMS、アプリのショートカットを設定できます。
(600は10x5=50個)
電話番号の設定では、ショートカットキーや内線番号の設定、着メロの設定が可能。
600ではこのPhoneの画面で相手の写真を登録し、着信時に見ることができましたが、
650ではContracts側で写真を登録する方式に変更されています。
SIMカードを最初に挿して起動すると、自動的にSIMカードにある電話番号データを
Contractsでも扱えるようにしてくれます。(SIMカードデータは画面右にSIMアイコンで表示)
しかしこのSIMのデータはPalm Desktopには反映されません。
これはTreo600にはなかった便利な機能です。
リダイヤル画面を呼び出すボタンが変わりました。
600では5way-Naviのセンターキーを押すとリダイヤルが可能でしたが、
650では同じことをするのに、ハードキー一番左の緑色の電話キーを押します。
通話中の画面。基本的に600と同じ。
一番右上の電話キーを押すとダイヤル画面になり、内線番号などを押すことができます、
マイクマークを押すと、こちらの声が相手には聞こえなくなります(保留)。
電話に出られなかったら、このような画面が出るところも600から引き継いでいます。
ContractsやPhone、SIMカードに登録のない番号からの着信を受け、
通話が終わるとこの画面が出ます。
Contractsに今通話した番号を登録するかどうかを聞いてきます。
これは650の新機能。
650が600と最も違うところはBluetoothを内蔵している点です。
したがってBluetooth Hands Free System (BTHS)が使えます。
Bluetoothの設定画面。
毎日同じBTHSに接続しているのにいつもペアリングの番号入力を求められます。
Trusted Deviceに登録済なのに、面倒です。
BTHS接続語の通話画面。画面右上にヘッドセットのアイコンが出ます。
BTHSをキャンセルするボタンも登場。
ホーム画面でも通話中はBTHSのステイタスアイコンが画面右上に登場。
通話していないときにはBluetoothのアイコンになっています。
音質は本体を耳に当てて聞くよりもよく、慣れると重いTreoを持って話をする気がしません。
Preference -> Handsfree から
何回着信音が鳴ったらHands Freeが自動的に通話モードに入るか設定可能。
私はいつもImmideately に設定しています。
本体に着信してから、BTHSに転送されるまで、若干のタイムラグあり、
転送されるまでに着信音が数回鳴っているためです。
(純正のBTHSを使っていないためかもしれません)
着信音ですが、登録されている音源は600と若干異なります。
伝統のTreoという音も様々なバージョンが入っています。
treo270と同じ音=Classicや、600と同じ音=Treo、新音としてTreo Technoなどがあります。
また、本体に登録済みの番号の場合、未登録番号の場合、海外でローミングしている場合など
様々な状況で着信音を設定できるのは600と同じです。
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またGSM携帯メールは、600ではSMS(テキスト)、MMS(マルチメディア)が別々のアプリであったのが、
650ではMessagingに統合され、ひとつのアプリでテキストから写真、音声まで送信できるようになりました。
650は標準で動画撮影が可能なので、動画を送ることもできます。
更にボイスレコーダーアプリは付属していませんが、
MMSを送る画面では音声を録音して相手に送ることが出来ます。
MMSを送信中は何%送信し終わったかの過程がわかります
(画面右上の封筒のアイコン。GPRS中はアンテナ表示の上に緑色の矢印表示あり)。
GPRS(データ通信)に接続されるまでの時間も600より格段に早くなりました。
以下は600と同じ
欧米タイプの顔文字が送信可能(Treo同士ならグラフィック表示される)
160文字以上のSMSは自動的に分割送信されます。
定形文の送信が可能
SMS/MMSがチャットの様に相手ごとに整理されています。
ただし、600と違って送信済み画面ではなぜか相手ごとに整理されません。
<<ここまで私が感じている不具合>>
- 日本語環境 J-OS +CJKOS -
*初期のCDMA版で指摘された
通話品質の悪化、通話開始まで数秒待たされる、という現象はありません。
*Findで検索をかけると、スケジュールデータはいつのものなのか日付が表示されませんl。
*電話を使う人はCalenderは置き換えないほうが無難
Datebook/KsDatebook/D@teGranceなどはハードボタンに細工をするアプリです。
(ハードボタンを押すたびに、日、週、月表示を切り替えるため)
この種のアプリはTreoの挙動を不審にすることが多く、ハードボタン設定がおかしくなります。
(例:Phoneボタンを押すとリダイヤルできるはずが、何も起こらなくなった)
*なにかまずいことがあると自主的にソフトリセットします。
*T5の様に時々動作が遅くなる、ということはありません。
(T5に比べてメモリー容量が少なく、バックアップ作業に入ってもすぐに終了しているのでは?)
*タイで電話として使うにはコツが必要である(600から改善されていない)
とにかく便利で不安定なマシンです。
あれば便利なアプリでも、なくても特に困らないアプリは入れない方が無難です。
PDAなら頻繁にリセットしても他人に迷惑かけませんが、
携帯電話が通話中にリセットし、復帰に数分かかると相手も困り、仕事になりません。
海外で携帯電話にトラブルが起こると身の安全にも関係してくるので冒険は控えましょう。
この2ヶ月に意図的に5回ほどハードリセットをかけて様々なアプリ環境で試しています。
余分なものは入れない、最初から入っているもので我慢する。
たまにしか使わないものも入れない。
どうしても入れたかったらSDに入れる。
この精神で作った現在の環境はあまり不具合は発生していません。
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一見すると600とあまり外観が変わらず、Bluetoothが付いて、ハイレゾになっただけ、の気がしますが
新しいPhone画面、SMS/MMSを統合したMessagingなど着実に携帯電話としても進化しています。
次回はそのMMSを益々楽しくする、カメラ機能のレビューです。
<当blog内関連エントリー>
treo600 7ヶ月使用報告 電話機能編
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ヘッドセット、さるぞうさんお勧めのBT−01HSを2500THBで取得しました。ウチの場合はペアリングは問題なく、きちんと自動でつながります。相性問題でしょうかね?
Posted by: クンクー : April 18, 2005 07:42 PM