ホテルにチェックインしてHawaiian Palmの情報と路上のボックスで無料配布されている地元情報誌(日本語版あり)にてCompUSAの所在を調べました.ワイキキから空港へ向かう道で,アラモワナからワードセンター,ワードウェアハウスを越えて,ウォーターフロントプラザの手前にあるようです.
およその位置が分かったところで,ルプランの地図とにらめっこです.ウォーターフロントプラザ自体の情報はなかったのですが,その中か近所のショップ情報は掲載されていたので,そこを仮の目的地としてホテルを出発点としてルート検索をしました.さすがに歩く距離ではないので,バスをチェックしてから検索です.すると,出発点からバス停までの徒歩ルート,バスに乗って移動するルート,バス停を降りて目的地までの徒歩ルートが,バス停マークを区切りとして地図上にまとめてプロットされます.バス(The Bus)は#19に乗って,ワードウェアハウスの先で降りて,数百メートル(?)歩けばいいようです.歩くのはもう慣れっこなので,徒歩の距離なんか気にしません (^_^;
ホテル側のバス停から#19のバスに乗り込み,走るバスの座席でルプラン専用端末の画面を眺めます.徒歩の時とは全く違うスピードで,画面上のロボットが移動し,向きを変えていきます.地図の縮尺にもよりますが,ちょっと目を離すと画面からロボットが消えていることがあります.そんな時は,縮尺を切替えてより広範なエリアを表示して,ロボットが画面中央に表示されるように調節して,元の縮尺に戻せばよいようです.ボタン一発でロボットが画面中央に位置するように表示エリアが移動する…なんて機能があればよかったんですけどね.
# 地図のヘディングアップ表示と,自分の位置の中央表示ができればよかったんだけど…
また,表示の反応が鈍い時は,GPSユニットを鞄などから出して,窓際で持つようにした方がよいようです.
そうこうしていると,午前中に歩き回ったアラモワナを越え,未知のエリアに突入しています.画面に表示される自分の位置が,どんどん降車位置に近付いていきます.ハワイのバス(The Bus)では,降車を運転手に知らせるには「車内に張られているワイヤーを引っ張る」という何とも原始的な方法が用いられています.JoJo好きな私としては「ハイエロファント・グリーンの結界」をちょいと思い出してしまいました.日本でも普段は降車ボタンなんか滅多に押さない私ですけど,背に腹は変えられません.画面とにらめっこしながら,ワイヤーを引くタイミングをはかります.ちょっとした「独りチキンレース」の気分です.しかし,画面の降車位置の付近に目印となる建物や店の情報が無いので,ルプランの情報だけで判断するのは難しく,結局は「この辺かな?」と思った位置でワイヤーを引き,降車しました.
降車してからは,バスが去った方向を向いてひたすらに歩きます.道の両側には,かなりの数の自動車ディーラーが軒を連ねていました.そのまましばらく歩いていると,ちょっと先で一台のバスが停まって,人が降りています…チキンレースには負けてしまったようです (;_;)
気を取り直して歩いていくと,右手にOfficeMaxが現れました.かつて土浦にも(Palmは無かったが)ありましたし,以前にフェアバンクスに行った際にも立ち寄ってPDAコーナーに狂喜(?)した…私にはちょっと懐かしいお店です.
店内を探すと,奥のワゴンセールでPalm i705用ミニキーボードが$5-,Ultra Thin Keyboard(UTKB)が$59-で売られていました.UTKはまだ現役なのでかなりのお買い得なんですが,既に私は持っていたので購入せず.PDA本体を探すと…レジ近くにずらっと並んでおりました.iQue3600が$549.99-, TungstenはT2,T3,E,C, Zireは無印の白と青,21, 71, CLIEはTJ25(?)がありました.東芝のVGAなGENIOeもあったかもしれません.
私がT3ユーザでなければ,ここで「T3にするかiQue3600にするか」と購入を悩みに悩んでいたことでしょう.同じく,無印Zireの白を持っていなかったら,青い無印ZireかZire21を手にしていたかもしれません.でも,ここで買ったのはCross morph Duo用にボールペンの替え芯数種類のみ.
# しかし肝心のmorph Duoは後に破壊されてしまうんだな… ;-)
OfficeMaxを出ると外は日が落ちて暗〜くなっていました.それでも思い切ってCumpUSAを目指します.ここまで来て尻尾を巻いて帰るなんて…考えられません.Sprint(Treo600でお馴染み)のショップの先に,CompUSAはありました.店内に入ろうとすると,入口前に仁王立ちするオバサンに「ノートPC持ってるか?」のように呼び止められました…万引き対策なんでしょうか,鞄を持っていたので怪しまれたのかもしれません.Palmは3台持ち歩いていましたが,さすがにノートPCは持ってませんでしたので,「持ってないよん」(当然英語)と答えて中に入りました.
入口を入ってすぐのエリアにPDAやケータイ関連の商品がずらっと陳列されていました.ここまで品揃えのいいショップは(上には上があると思うが)私にとっては初めてでした.PDA本体では,OfficeMaxであったものは無印Zire青を除いてほぼありましたし,ケータイコーナーにはTreo600やらMicrosoftなスマートフォンが転がっています.う〜ん,さすがにTreo600は買えないよなぁ.
周辺機器に目をやると,OfficeMaxでは安売りされていたUTKBが定価で売られていました.ミニUSBクレイドルがあれば買ってしまうところでしたが,あいにくありませんでした.TungstenT,T2用のケース類は安売りされていました.やはりT3への移行が進んでいるということなんでしょう.純正を除くと,iBizやiConceptといった日本では耳慣れない,しかしどこかで見たような製品が数多く並んでいました.シイガイズから発売予定のSDIOラジオカードそっくりの製品もありました.
そんな中で私が買ったのは,Palm純正のWireless Keyboardでした.
購入のためにレジに並ぶと,店員さんが「ZIPコードは何?」と聞いていました.私にはなぜそんなこと訊かれてるのかさっぱり分かりません…のような顔をしてると,「わかったわかった」みたいな顔をして「日本から来たのかい?」などと言われました.州によって異なる消費税(?)が知りたくての質問だったんですね.続いて「保証期間は○日後まで」という説明を聞いてから,カード購入用のサインをして購入完了です.
店を出る時にはあのオバサンに「何か買ったかい?」と聞かれたので,件のWireless Keyboardを見せて店を出ました.もし何も買わない冷やかしだけだったら…ちょっと怖かったかも (^-^;
CompUSAを出ると,外は真っ暗.現在地をGPSで測位して,行き先をホテルとしてルート検索しました.道の反対側に渡って,しばらく歩けばバス停があるようです.バス停を目指して歩いていると,一人の白人のお姉さんに呼び止められました.「ウォーターフロントプラザはどこ??」…同じ観光客を捕まえてそんなこと訊くかい? ガイドブックくらい持ってこいよ,それとも俺が地元の日系人に見えちゃったのかい? …とも思いましたがそこは大人の対応で,ささっとルプランの画面を見せます.彼女は「その不思議なモノは何?」みたいな顔で画面をのぞきこみます.暗い路上でしたが,バックライトが明るい液晶表示の地図はハッキリ見えます…紙の地図じゃこうは行きません.英会話に自信のない私でも,地図を見せながらのカタコト説明で「この先を○ブロック行けば,右手にあるはず」くらいは言えました.地図上の文字表記が日本語だけでなく,英語でも書かれていたことが助けになりました.
その後,バス停を目指して再びアラモワナ方面に向かって歩き始めたわけですが,しばらく経っても画面上のバス停と自分の距離が縮まる気配がありません.不安になってGPSユニットを見ると…電池切れでした (;_;).ルプラン専用端末は未使用時が2分続くと電源が自動で切れるのでバッテリーの持ちが比較的よいようですが,そんな機能のないGPSユニットの方は,やはり丸一日使って電池が持つわけないですよね.出先でも簡単に充電できたり,外部電池が使えたりすればよいのですが,そんなオプションもありませんでした.GPSユニットの電池切れ直前に,それを知らせる画面表示や音があってもいいんじゃないかな? と恨んでもホテルにたどり着けるわけじゃないので,とにかく歩き続けます.ここでルプラン専用端末にできることは,地図の表示と予め登録されている地点間のルート検索やハワイ情報の閲覧のみ.GPSを使った位置情報の取得はもうできません.ここで最後に頼りになるのは…やはり紙のガイドブックでした.それでも路線図はあっても,バス停情報までは掲載されていません.バス停にたどり着いても,日本のように時刻表があるわけでもありません.人がいる場合もあったのですが,いつ来るか分からないバスを待つのも性に合いません.そもそも,ワイキキ方面に走って行くバスは,おそらく空港からワイキキに直行するバスばかりで,The Busは全く見かけなくなっていました.終バスの時間も考えると…あまり当てにしすぎてはいけないようです.
そんなわけで,歩いて歩いて歩いて…結局は再び道の反対側に渡って,アラモワナセンターのバス停まで来てしまいました.さすがにここなら,暗くなってもワイキキ方面に向かうバスがたくさんありました.めでたくようやくThe Busに乗った私は,ホテルへとようやくたどり着くことができたのでした.
次回は最終回として,成田でのルプラン返却,ルプランへの要望などを書きたいと思います.それまで気長に(?)お待ちください.
月に2回は出張に行くSingaporeのPalm事情です。
SingaporeではPalmは案外簡単に入手できます。
「場所がわかんない!」という方でも空港での取り扱いも充実していますのでご安心を。
私もTreo270/Treo600はSingaporeの空港で購入しました。
(今回も撮影は全てtreo600です。)
いきなり脱線しますがBSEで日本では食べられなくなった吉野家の牛丼が
Singaporeでは食べられます。(空港にはありませんが)
味噌汁とセットでSingapore ドルで 5ドル=約325円です。
以前から鳥丼や鮭丼がメニューにあります。
いつも若者で席がいっぱいです。
空港でのPalm関連の写真です。ケースの取り扱いも豊富です。
写真のPalm-Asiaの広告は洒落ています。
空をバックにフライト検索ソフトの文字が出ています。
検索条件:出発 8:15AM 到着:息子の誕生会に間に合うように・・・
と書かれてあり、子供が父親の帰りを待つ絵になっています。
チャンギ国際空港はWireless LANが張り巡らされ、PCを広げている人を多数見かけます。
無料インターネットPC、無料携帯電話充電器なども多数みかけ、さながらIT空港という感じです。
例えば写真のTVでは画面に表示されている電話番号+プログラム番号として
自分の携帯から電話すると、瞬時に該当プログラムがTVに表示されるというものです。
今は映画の予告編しか見られませんが、どんな仕掛けなのでしょうか?
それから空港ではなぜかClieを扱っていません。街中では結構みかけるので心配いりませんが・・・。
写真は街中のSHOPの風景です。ClieはTJ37が先週くらいにリリースされました。
日本と違うのは無線LANを内蔵しているという点です。
日本でTJ25が出たときには こちらではTJ25の他にTJ35というのも出ました。
(TJ25に音楽再生機能を追加したもの)
なぜか海外モデルの方が機能が充実しています。どうしてでしょう?
来週土曜(3/13)、いよいよ我らがアルビレックス新潟のJ1がスタートしますね。今年も、アルビ関連のJFileデータを作成しましたので、お知らせします。
ダウンロードは、当方HPから。
http://www.estyle.ne.jp/soulf/
Muchy.com でも公開すると思いますが、お先にご報告を。
夜8時過ぎに成田を発って,ホノルルに着くのは現地時間でその日の朝8時頃です.
飛行機の中での約7時間は,軽くうとうとしたくらいで,ほとんど寝られませんでした.
空港からバスに乗ってホテル(NIKE TOWNそばのGatewayは有線LAN環境が整ってて安くてお薦め)に着いたものの,チェックインは午後の3時からということで,まだ7時間近くあります…眠いのに.
そんなわけで,時差ボケにならないためにも,日中はルプラン片手に歩き回ることに決定!
大きな荷物をホテルのフロントに預けて,ガイドブックやルプランを持ってホテルを出ました.
まずはGPSを使う上でのお約束,なるべく開けた空の下で衛星を捕捉しなきゃいけません.
ホテルを出てすぐの交差点でGPSアンテナと専用端末の電源を入れると,端末の画面に「キミがみつけられないよ」のようなメッセージが出ました.
ワイキキの街中なので,高いビルがあちこちに立っていて,うまく衛星が拾えないようです.
ホテルの近所の公園まで行くと,無事に衛星を捕捉して,正確な位置が地図上に表示されました.
自分の位置と進行方向は,ロボット風のキャラクタで表示されます.
自分が歩くと,しばらくしてそのキャラクタも一定の進行方向に向かって道なりに歩いて行きます.
しかし,交差点で立ち止まると,キャラクタの進行方向が定まりません.
あくまでGPSアンテナ1つで位置を計測するシステムですから,その移動によってはじめて「向き」が分かるわけですから当然ですね.
自分が向いている方角が分からなくなったら,とりあえずしばらく歩きながらルプランを眺めましょう.
加えて,GPSも専用端末も,電子コンパスのような「方角」を知るセンサを持っているわけではありませんから,ディスプレイに表示される地図は「常に北が上側」の表示であって「進行方向が常に上」のようなヘディングアップ表示はできません.
# 地図自体もベクトルマップではなくラスターのようですから,そのようなセンサーがあっても地図の回転表示は大変そうですけど.
さらに,地図の表示されたエリアから自分が外れてしまった場合に自動で地図が動いて…なんて便利な機能もありません.
端末画面からキャラクタが消えていたら,地図をスタイラスでドラッグして移動するなり,縮小表示するなりして,自分の位置を探しましょう.
また,GPSアンテナ自体は,最初の衛星の捕捉さえうまくいけば,後は胸ポケットに入れておこうが,カバンの中に突っ込んでおこうが,ほぼ問題なく使用できました.
このスマートな取り回しは,Bluetoothによるワイアレス接続の恩恵ですね.
ただし,バスで移動する時などは,それではさすがに衛星の捕捉が難しいようですから,なるべく窓際に座って,GPSアンテナを取り出して使うと感度があがります.
さて「ハワイでPalmと言ったらCompUSAらしい」ということは,Hawaiian Palmさんの「ハワイ情報」を読んで知っていました.
早速ルプランにてCompUSAを検索しますと…載っていませんね.OfficeMaxもOfficeDepotも無いです.
ルプランには,2冊分のガイドブックの情報が掲載されています.
確かに,同じショップについて2つの情報が別個にリストアップされる場合がありました.
ユーザとしては,2つのコンテンツが統合された形で(せめて相互に往来できる形で)参照できるとよいのですけど,コンテンツの著作権の問題があって統合は難しいのでしょうか.
ともかく,これらのガイドブックはあくまで一般向けのものでして,ブランドショップやハワイならではのショップに関する情報がメインです.
ハワイまで来てPCやらPalmやらを目的とする人向けの情報は残念ながら載っていないのでした (;_;)
ネットでHawaiian Palmを調べようにも,ホテルにチェックインすればネットに繋がるのに….
そんなわけで,急遽予定変更!して,チェックインまではベタですけどアラモワナショッピングセンターを巡回し,チェックインしてから再びネットで情報収集してCompUSAを目指すことにしました.
アラモワナショッピングセンターは…さすがに載っていたので「お気に入り」に追加しました.
よく行くスポット(ホテルなど)をお気に入りに登録しておくと,ルート検索する際に選択候補としてリストアップされるので非常に便利です.
ルート検索では,徒歩とバス(トローリーかThe BUS)が選べます.
今回は「眠らないために,とにかく歩く」ことが一つの目的なので,徒歩を指定しました.
すると…約20分歩けばアラモワナまで行けるようです.
時間はたっぷりあるし,普段も歩くことを習慣づけているので,これくらいは余裕です ;-)
指示されたルート通りに歩いているつもりなのですが,ちょっと遠回りしている気もしなくもないですが…そんなこと気にしません.
ゆっくりとルプラン片手に街を歩き,画面上で気になるアイコンがあったらタップして見て,面白そうだったら立ち寄ってみる.
そんなぶらっとしたペースで楽しめるのは車じゃ無理で,やはり徒歩ならではですね.
そんなこんなでアラモワナに到着したのですが…広すぎて,こちらが表なのか裏なのかも分かりません.
ルプランにはアラモワナのような一部のショッピングセンターについては,フロアマップなどの情報が掲載されています.
しかし,屋内では当然GPSは利用できないわけですし,特に目当てのショップがあるわけでもなかったので,自ずとルプランはカバンの中に待機ということになってしまいました.
このようにルプラン専用端末の電源をOFFにする場合は,ただOFFにするだけでなく,HOLDにしておくと不意の電源投入が防げていいですね.
これがCLIEベースじゃなく,Palmベースだったらこうは行きません.
この時,GPSアンテナの電源を入れっ放しにするか,切っておくかは悩むところですね.
GPSアンテナのバッテリー駆動時間は約6時間だそうですから,バッテリーの持ちを考えるとOFFとしたいところですが,ONのままならアラモワナを出てすぐに位置表示ができるような気がします.
結局,ここではONのままにして過ごしてしまいましたが…これが後に影響することになるとは….
アラモワナで気になったショップを紹介します.まずはAppleStore.銀座店のような巨大店舗ではなく,こじんまりとした店でした.
店頭にはiPod miniについて「在庫あります.当日お持ち帰りできます」のような看板が出ていたのに,実機の展示はありませんでした.
買うつもりはなくても,この目で見て,この手で触りたいと思っていたのに.
しかも,日本は秋葉原の一部ショップで輸入品を販売していたというのに,いくらハワイとは言えまさかAppleの本国USでお目にかかれないとは.
また,店内奥側の周辺機器コーナーにPalmデバイスを期待したのですが,こちらも全くなし.
Mac版PalmDesktopの開発中止の発表があったから…ではないですよね?
こちらはSHARPER IMAGEというショップです.
SHARP製品専門ショップではないものの,「目のツケドコロがよりsharp」な製品をセレクトした店のようです.
家電版の「王様のアイデア」とでも言えばいいのか…なかなか面白い電化製品が並んでいました.
が,あいにく欲しいモノはありませんでしたし,Palmもありませんでした.
Fossilのショップもあり,MicrosoftのSPOT対応腕時計も申し訳程度に置いてありました.
あのままPalmOS搭載腕時計が出ていたら,無理してでも買っていたんですけど…残念です.
いまHawaiian Palmを読むと,アラモワナには他にPalmを扱うショップがあったようです.
でもそんなこと知らなかったんだな,もったいない…時間だけはたくさんあったのに (;_;)
う〜ん,残念.
次回こそ「ルプランでCompUSAに行く」の巻の予定です.
ではでは.
すでに週末に帰国しました はせがわ(あ)です.
これからも地道に情報をあげますので,お付き合いください.
今回は,前回受け取ったルプラン一式のハードウェア面についてお伝えします.
ルプランは,こんな白いポーチに入れて渡されます.
普段持ち歩くのは,ルプラン専用端末と添付のスタイラス,GPSアンテナだけです.
因みに,ポーチ内側にはちょっと固めの仕切りがあり,そちらにルプラン専用端末の液晶を向けておくと,他の内容物によって液晶に傷がつかないという形になっています.
ポーチの中には,他に細かく(4x4)折り畳まれたユーザマニュアル,利用に関する注意の書かれたビラ,パッキングリスト,レンタル注文書,それとルプラン専用端末とGPSアンテナ用の充電器も納められています.
ユーザマニュアルは両面カラー印刷なのですが,かなりの使用感がありました.使い方が分からない人にはこれだけが頼りだと思いますからね…って,端末にも簡易マニュアルはあるんですけどね.
利用に関する注意のビラも両面カラーなのですが,紙質もよく,比較的新しいもののようでした.
内容も「GPSご利用にあたってのご注意」や「その他のご注意」ですから,サービス開始後に利用者からサポートへの質問・苦情の多かった事柄に対して後から追加された情報なんでしょう.
残りの2枚はモノクロ片面で,レンタルごとに印刷されたもののようです.
おまたせしました.ルプラン専用端末のバラ^H^H脱がしにかかります.
あの特徴的な紅白革ケースは,上部のLEDが並んだインジケータ部分と,液晶部分,下端の充電にしか使わないコネクタ部分,筐体左側の電源スイッチ部分しか開口されていません.
ですから,ジョグダイヤルにバックボタン,アプリケーションキー,上下キーにハードウェアキーなどは全て触れることはできません.
加えて,それらはソフトウェア的にも使用できないようになっているようです.
つまり,電源のON/OFF/HOLD以外は全てスタイラスでの操作ということになります.
PalmやCLIEに慣れたユーザにとっては,スタイラスのみの操作はまどろっこしいところもあるにはありますが,そんなものを使ったことがない人にとっては分かりやすい仕様なんだろうと思います.
ケースは,コネクタ付近でベルクロ(は商標名だけど一般名称は何?)で閉じられています.
革ケース左端のストラップ留め具ではなく,ケース下端の革がループした部分をうまくつかってネックストラップを固定すれば,首から下げた時にまっすぐ下にぶらさがってイイかもしれませんね.
ベルクロから開いてぐぐっと力を入れて中身を引き抜けば…その正体は紛れもなくPEG-TG50です.
TG50本体には,液晶やキーを保護する純正カバーも,そして純正スタイラスも装着されていません.
あの細く落としそうだし使いにくい純正スタイラスではなく,普通のボールペンのような外観のノック式で先端が飛び出るスタイラスがケースに装着されています.
ソニーは分かっていないかもしれませんが,ルプランは「あんなスタイラスじゃ普通の人は使えない」ことは認識しているようで好印象です (^-^)
しかもスタイラス以外での操作が不可能なのですからなおさらです.
また,TG50本体にはシールが3枚はられていました.
1枚は白地に黒文字で「FOR RENTAL」と背面中央に.これは説明不要でしょう.
もう1枚白地に黒文字で「C???」とシリアルNOが背面下部に.この「???」は数字3桁でして,GPSアンテナの「G???」の下3桁とペアになっています.
Bluetoothで接続する機器ですから,対応の取れたペアが分かるようになっているのでしょう.
それに1文字目の「C」は…やっぱCLIEのCなんでしょうね.
最後は,メモリースティックスロットに封をするように,赤字に白文字で「このシールを/はがさないで下さい/ソフトウェア・データの/不正な複製・改変は/法律で禁じられております」(文中「/」は改行)とありました.
ここまで言われると…この封を開けるのはさすがにやめておきました.,中身は気になりますが…やっぱよくないですからね.
中のメモリースティックの種類や容量
# ここまで開けるのもどうかと思うが
…実は封を開けることは問題ないようです.
先の「ご注意」ビラにて「メモリースティックにアクセスできなくなったら」の対処方法として,封を開けて挿し直すとありますし.
ということで…正直に告白すると,中のメモリースティックは白地に金色のラインがありましたのでPROですね…でも,容量や中身までは知りません.
封を開けるのが問題ないんだったら,容量くらいはちゃんと確認してくればよかった…と今更ながら後悔する小心者です私は ;-)
# この段落,2004/03/03追加
それと,液晶には保護シートがはってありました…が,気泡がかなり目立ちました.
もう少しうまくシートははって欲しいものです.
続いてGPSアンテナについて少々.
その外観から,socketのBluetoot接続GPSレシーバのようです.
LEDによるインジケータが3つありまして,Leplanの文字が正しく読める方向では,上からBluetooth接続(青),電源(緑),充電(橙)と並んでいます.
Bluetoothでの接続が行なわれると,GPSアンテナの青LEDはゆっくりと明滅しますが,端末(TG50)の青LEDは点灯したままなんですね.
ここで息を合わせて明滅してくれたら…というのは欲張り過ぎですかね.
他には,スライド式の電源スイッチ,充電用コネクタしかルプランとしては使わないのですが,他にも穴がありますけど…本来は有線でこのGPSアンテナを何かに接続するためなんでしょう.
最後に充電環境について.
専用端末もGPSアンテナも毎日の充電が推奨されるのですが,そのためだけに電源コンセントの口が2つも占められてしまうのはいただけないと思いました.
しかもGPSアンテナ用はACアダプタがコンセントに直接刺さるタイプでして,他のプラグとの兼ね合いでは更に邪魔な存在になりかねないところです.
コンセントに接続する機器が多い人は,電源延長ケーブルを持っていくのも必要かもしれません.
また専用端末の充電器はCLIE TG50のものそのもののように見えましたが,HotSyncケーブルは当然付属していません.USBポートのあるPCも持っていく人なら,ついでにUSB接続のCLIE充電ケーブルも持っていった方がコンセント周りはスマートになるかもしれません.
# そこでHotSyncボタンがついたケーブルを使って,ボタンを押すとどうなるのか…は知りません
できれば,ACアダプタにUSBポートが2つくらいついていて,そのポートからUSBケーブルでルプラン専用端末とGPSアンテナにそれぞれ充電する…なんて仕組みになっていたらいいのになぁと思いました.
これならコンセントは1つ占有するだけですし,ノートPCも持っていく人ならUSBポートにつなぐだけでスッキリしますし.
今後はぜひ対策を考えて欲しいものです.
同梱品やハードウェアの紹介は以上です.
次回は,実際の使用感についてお知らせする予定です.